ヨガインストラクター は儲からない?理由と解決策をご紹介!
Sep 20, 2023
「ヨガインストラクターはちゃんと稼げるの?」
「ヨガインストラクターは儲からないから辞めよう」
ヨガインストラクターを目指している方、あるいはすでにヨガインストラクターとして活動しているけれど、上記のように悩んでいたり疑問を感じていたりする人も多いのではないでしょうか。 昨今のヨガブームにより、ヨガインストラクターになる人は増える一方です。しかし「ヨガインストラクターは儲からない」という評判がよくみられます。現実はどうなのでしょうか?
この記事のテーマは、ヨガインストラクターはどのくらい儲かるか、儲からないと言われる理由、儲けるための解決策です。この記事を読めばヨガインストラクターとして稼ぐ方法のヒントが得られるはずです。ヨガインストラクターになるとき、もしくは続けて活動するときに役に立ててみてください。
ヨガインストラクターは儲からない?
ヨガインストラクターの年収を、インディードの情報およびOMYOGAの調査結果をもとに調べてみました。その結果は、ヨガスタジオの正社員の平均年収は440万円、大半のフリーランスの平均年収は200万円未満でした。正社員の年収はサラリーマンの平均年収とほぼ同じですが、フリーランスは儲からないことが分かります。
Data1. 正社員の平均年収は440万円
ヨガスタジオなどに勤めている正社員の平均年収は440万円、月給は311,393円、日給は19,272円というデータがあります。これはインディードに匿名で提供された給与額およびインディードに掲載された求人から収集した給与額から計算したものです。ヨガスタジオの正職員であるヨガインストラクターは平均的なサラリーマンと同等に稼げています。
ホットヨガスタジオLAVAは月給26.5〜60万円と高給なところもあります。ホットヨガは高温多湿の環境でヨガを行うため、体力的にきつく、あまり長続きしないようです。そのためインストラクターの担い手が減少傾向にあり、給与が増えています。
Data2. 業務委託の時給は2,000円~5,000円
フリーランスや副業でヨガインストラクターをするケースは業務委託にあたります。1レッスン1時間働いて手取り額が2,000〜5,000円程。仮に時給5,000円で1日に3レッスン担当すると、日給15,000円、年間240日働いて年収360万円です。しかしこのような好条件で働けることはまれでしょう。
Data3. フリーランスの年収調査では大半が200万円未満
Sustainable Living by OMYOGAの調査結果によると、フリーランスでヨガインストラクターを本業にしている人の年収は以下のとおりです。
- 50∼100万円:6名
- 100~200万円:3名
- 200~300万円:1名
- 300~400万円:1名
このうち2名はヨガスタジオのオーナーであり、大半のケースは年収200万円未満なのが分かります。フリーランスのヨガインストラクターは稼げていないようです。
ヨガスタジオを開設した場合のシミュレーション
それではヨガスタジオを開設した場合はどうなのでしょうか?実態は分かりませんが、代わりに売上をシミュレーションしてみました。
- 1レッスンの利用料3,000円/60分
- 1クラスの生徒数10人
- 1日5レッスン
として計算すると、1日の売上は150,000円です。1カ月に20日、年間240日開講して3600万円の売上が見込めます。
減価償却費、広告費、スタジオ維持費、光熱費などの経費は自前で支払います。通常の利益は売上の20%に当たる720万円くらいです。しかしこのような好条件に恵まれた売上を生み出すことはまず難しいでしょう。さらに詳しく知りたい方は、以下のリンクページをご覧ください。
関連記事:ヨガインストラクターの現実をご紹介!悩みを解決する方法も解説
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ヨガインストラクターが儲からない理由
ヨガインストラクターが儲からないとされる理由を一言でいえば「ヨガインストラクターは供給過剰の状態」にあるからです。さらに細分化し、ヨガインストラクターが儲からないと言われる理由を探ってみましょう。
理由1. ヨガインストラクターが多すぎる
近年のヨガブームでヨガインストラクターになりたい人は非常に多くみられます。Googleを使い「ヨガインストラクターの養成講座」で検索すると、なんとその数581,000件の検索数!
全国に何百~何千もの養成講座があります。しかも資格が比較的楽に取れるのが特徴です。たとえば、FIRSTSHIPというヨガ専門学校の卒業生は11,000人を超えています。日本ヨガ連盟のヨガインストラクター養成講座修了者数は1,000人以上、RYT200の日本人登録者数は1,415人です。
ヨガインストラクターの資格を持っている人は何万人もいることは間違いなさそうです。つまり、ヨガインストラクターは供給過剰の状態ということです。市場原理が働き、インストラクターの収入は低くなる一方。資格が簡単に取れることにも問題があるのでしょう。
理由2. ヨガスタジオの正社員になれない
ヨガインストラクターの勤め先はどのくらいあるのでしょうか?
全国のヨガ&ピラティスの教室・スタジオ検索サイトYOGA ROOMに掲載されている教室数は7,590程です。教室の規模は大小さまざまですが、平均3人の雇用があると仮定して全体の需要は22,770人。この中の新規採用枠はいくらあるのでしょうか?
求人ボックスで「ヨガインストラクター 正社員」を検索すると、6,215件程ありました。この募集枠に数万人の応募者が集まります。さらに初心者よりも経験者が優先される傾向があります。未経験者はますます正職員になりにくいでしょう。ヨガインストラクターは完全に供給が過剰な状態です。
理由3. ヨガクラスのレッスン料が安い
ヨガクラス受講料の相場は、1時間で3,000~5,000円程です。仮に1クラスに生徒が10名いるとすれば、売上は3〜5万円。この売上の内、インストラクターに支払われる給与は5,000円くらいです。
人によっては、もっともらえてもよいのではないかと考えるでしょう。しかしヨガインストラクターは供給が過剰な状態なので、レッスン料が低くてもやり手が見つかります。結局のところ、インストラクターが多すぎるのが問題です。
理由4. 独立しても稼げない
フリーランスとしてヨガインストラクターになり、業務委託で仕事を受ける際はどうでしょうか?
業務委託のヨガインストラクターの時給は2,000円〜5,000円程です。これだけを見れば、相当に割のよい仕事に思えます。しかし毎日多数のレッスンを受注できるわけではなく、あらかじめレッスンが予定されている正社員のようには稼げません。
複数のヨガスタジオを掛け持ちして、レッスンの本数を増やそうとする人がいます。しかし移動時間もあり、思い通りにはいきません。また移動のための交通費も必要です。結局は正社員以上に稼げることはないでしょう。
もっと稼ぐ方法があるとすれば、独立してスタジオをレンタルし、自分で生徒を集めてレッスンして利益を上げることでしょう。ただし集客・会計をする経営能力が必要です。また独立したスタジオを開設するのは、自己資金のない人には難しい選択肢です。
関連記事:ヨガインストラクターは仕事がない?理由と対策を解説
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ヨガインストラクター で儲からない場合の解決策
以下、ヨガインストラクターで稼げない場合の解決策を4つ紹介します。
解決策1. 希少価値のある資格を取る
一般的なヨガインストラクターの資格を取っただけでは不十分です。そもそも数週間でヨガインストラクターのスキルが身につくはずがありません。どんな職種でも数年間は修行してからプロになります。
最低限の資格としてRYT200を取りましょう。200時間のカリキュラムを受ける必要がありますが、これでもまだ不十分です。他の人と差をつけるためにRYT500、RYT700も取るとよいでしょう。ヨガインストラクターの資格について詳しく知りたい方は以下のリンクページをご覧ください。
関連記事:ヨガインストラクターにおすすめの資格5選!取得方法も一挙ご紹介
解決策2. 人気のあるインストラクターのレッスンを受ける
RYTの資格を取ると同時に、人気のある先生のレッスンを受け、ヨガのスキルを磨いてください。ヨガのやり方、コミュニケーションの取り方などはもちろんのこと、稼げるようになるコツもつかめると思います。先生のやり方を吸収し、人間として、女性(あるいは男性)として生徒の人気を集めるアイドルを目指しましょう。
ただ、解決策1と2で修行を積むには相当なお金と時間がかかります。これは自分の夢をかなえるための投資であり、当然必要なものです。他の職種でもお金と時間をかけてプロになっています。稼げる職種ほど、事前に大きな投資が必要というわけです。
解決策3. ヨガスタジオの正社員を目指す
1と2を経て経験を積んだ後にオーディションを受け、ヨガインストラクターの正社員を目指しましょう。正職員になれて初めてヨガインストラクターと呼んでもらえます。フリーランスになるにも、正職員の経歴がなければ中々相手にしてもらえません。
正職員としてレッスンを始めたら、自分のファンを増やしていきましょう。ファンが増えて100人くらいになれば安心できます。さらにマーケティングの勉強をして管理者を目指してもよいでしょう。次々とファンが増え続けるなら、独立して実店舗のヨガスクールを開く方法もあります。100人以上のファンがいれば開業しても大丈夫です。
以上長い道のりですが、ここまで来れば思い通りに稼げます。
解決策4. オンラインスクールを開設する
独立開業する際に、オンラインスクールを開設するのも一つの手段です。動画の配信、もしくはZoomを活用し、ネット上でヨガレッスンを行います。ネット上で人気を集め、インフルエンサーになりましょう。オンラインですから、全国の生徒さん達に対応できます。さらに詳しく知りたい方は、以下のリンクページをご覧ください。
関連記事:ヨガインストラクターとして独立!オンラインスクールを開設しよう
また、独立に興味はあるけれど何から準備したら良いか分からないので直接相談したいという方向けに、無料カウンセリングも実施しています。興味のある方はこちらからご予約ください。
問い合わせ:無料カウンセリングに予約する
「ヨガインストラクターは儲からない」に関するQ&A
Q1. ヨガインストラクターの資格は?
世界的に最も有名なのは、全米ヨガアライアンス(RYT200)です。200時間のカリキュラムを学ぶため、ヨガインストラクターとしての信用度が高くなります。上級資格にRYT500・RYT700があり、これらも受講するとよいでしょう。
それぞれの資格を取るために必要な費用は20〜60万円ですが、オンラインスクールだと多少安くなることがあります。さらに詳しく知りたい方は、以下のリンクページをご覧ください。
関連記事:ヨガインストラクターにおすすめの資格5選!取得方法も一挙ご紹介
Q2. ヨガインストラクターに向いてる人は?
以下のような人がヨガインストラクターに向いています。
- ヨガが好きな人
- 人前に出るのが好きな人
- 勉強熱心な人
- やりがいを重視する人
- 負けず嫌いな人
Q3. ヨガインストラクター はモデル出身者が多い?
ヨガは美容・ダイエット・スタイル維持に効果があり、多くの女性モデルが取り入れています。そのためモデル出身のヨガインストラクターが何人もいるようです。たとえば野沢和香さん・宮澤成良さん・池田莉子さん・広瀬未花さんなどが有名であり、スタイルがよく人気のある人が多く見られます。
Q4. ヨガインストラクターを副業にするには?
まずは本業の勤め先で副業が認められるかどうかを確認してください。本業の就業後あるいは休日に、ヨガスクールで業務委託の契約で働きます。副業の年間所得が20万円を超える場合は確定申告が必要です。ただし未経験者は外部インストラクターにはなれません。ヨガインストラクターの正職員の経歴がない人は、まず採用されないそうです。
ヨガインストラクターとしてヨガスタジオなどの正職員に雇われれば、平均年収は440万円であり、まずまず稼げます。それに対しフリーランスあるいは副業の場合は、年収は200万未満で、あまり稼げません。稼げるようになるには正職員になることが必要ですが、オーディションの競争率が高く、採用されるまでが大変です。
正職員として採用されるために、まずRYT200・500・700の資格を取り、人気のある先生のレッスンを受けて、ヨガのスキル、コミュニケーションスキル、稼ぐコツを学ぶことが必要です。そしてオーディションを何回も受けて、正式なヨガインストラクターを目指しましょう。その後は自分のファンを増やしていき、さらに稼げるようになってください。
それでは本編はこれで以上となります。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
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