ヨガインストラクターにおすすめの資格5選!取得方法も一挙ご紹介
Sep 29, 2023
「ヨガインストラクターになろうとしている」
「ヨガインストラクターの資格を取ろうとしている」
今回はこのような目標を持っている方に向け、記事を書きました。
昨今のヨガブームにより、ヨガインストラクターの資格を取る人が増えています。ヨガインストラクターの資格にはいろいろな種類がありますが、いったいどれを取ればよいのか、そもそも資格の意味はあるのかなど、分からないことが多いのではないでしょうか?
この記事では、どのようなヨガインストラクターの資格があるのか、資格を取る意味、資格の取り方を解説します。これを読めば、意味のある資格を取ってライバルに差をつけられます。ヨガインストラクターになる際に役に立ててみてください。
ヨガインストラクターにおすすめの資格5選
取得しておきたいヨガインストラクターの資格を5つ紹介します。
- 全米ヨガアライアンスRYT200・500・700
- インド中央政府認定YIC(ヨーガ教師養成講座)
- 日本YOGA連盟ヨガインストラクター資格
- 全日本ヨガ協会認定資格
- 日本ヨガインストラクター協会認定資格
資格1. 全米ヨガアライアンスRYT200・500・700
全米ヨガアライアンスはアメリカで設立された団体であり、RYTはこの団体が認定する「登録ヨガティーチャー」の資格です。80カ国以上で認定・交付されており、世界的にも最も有名なヨガ資格の一つとして知られています。
RYTを取るためには指定されたトレーニングの受講が必要です。RYT200は200時間のトレーニングが設定されていて、そのうち180時間は直接講師から指導を受けます。費用相場は30〜40万円くらいです。
さらに上級クラスであるRYT500は500時間、RYT700は700時間のトレーニングが設定されています。より高度なヨガのレッスン内容を含み、費用相場はそれぞれ40〜60万円くらいです。
資格2. インド中央政府認定YIC(ヨーガ教師養成講座)
ヨガ発祥の地インド政府が運営するヨーガ教師養成講座です。日本ではヨーガ・ニケタンとインドのヴィヴェーカナンダヨーガ研究財団が合同で講座を開いています。インドの伝統的ヨーガの歴史、哲学、その応用部門であるヨーガ療法について学び、一般の人にヨーガを教える指導者・教師を目指す講座です。
インドにあるヨーガ大学院大学のカリキュラムに準じておこなわれ、1年間の講義、実習を通じてヨーガに必要な知識・スキルを習得します。YICはおおむね月に1回ずつ、合計10講座が開かれます。養成講座を受講した後、論文・実技試験に合格すると、ヨーガ教師養成講座修了証(ディプロマ)が授与されます。費用相場は10〜15万円くらいです。
資格3. 日本YOGA連盟ヨガインストラクター資格
日本ヨガ連盟は、ヨガを通じて社会の福祉に寄与することが目的です。10日間、60時間の養成講座で、ヨガの理論・ポーズの基礎から応用を学びます。また教室でのレッスンの進め方、高齢化社会に対応する方法なども教えてくれます。講座修了の後、試験に受かればヨガインストラクター資格を得られるシステムです。費用は約25万円かかります。
通常のヨガインストラクターの他に、ベビー、キッズ、ママさんなどをターゲットにした別のヨガインストラクター資格を取れるのが特徴です。特化したジャンルのインストラクターはライバルと差をつけられます。希少価値があるため、ヨガスタジオ正社員になるためにオーディションを受ける際に有利です。
資格4. 全日本ヨガ協会認定資格
全日本ヨガ協会では、ヨガを学ぶ個々人に対応して目的に合わせたライセンスを所得できます。1級から3級の資格があり、等級別の役割は以下のとおりです。
- 3級:認定スクールや教室での指導が可能となる
- 2級:認定教室の独立開業プログラムが可能となる
- 1級:認定スクールの独立開業プログラムが可能となる
この内容からすれば2級以上を取っておくべきでしょう。さらに1級を修了すると、同時にRYT200を取ることができます。試験に臨むために、知識とスキルの両面を学ぶカリキュラムが組まれており、ヨガの思想・解剖学、呼吸法・瞑想法などを身につけます。
資格5. 日本ヨガインストラクター協会認定資格
日本ヨガインストラクター協会は、ワンランク上の美容・健康・ストレス解消・技術向上を目的にしています。等級別の認定資格の目標は以下のとおりです。
- 3級:ヨガの基礎知識を所得
- 2級:アーサナ(姿勢・体勢)を深く理解して、正しいポーズを取れるようにする
- 1級:ヨガのスキルを伸ばし、幅広い年齢層や環境で活動できるようにする
各プログラムを修了後、認定試験を受けて合格すれば認定資格を取れます。内容からして、2級以上を取っておきたいところです。認定者は、協会が承認・指導する教室での指導を担当したり、独立して教室を開くことができます。
ヨガインストラクターにおすすめの資格を取るメリット
資格を取得するメリットは以下の通りです。
- ヨガの知識・技能を身につけられる
- ヨガインストラクターとしてのレベルを証明できる
- ヨガインストラクターとしてのプライドを持てる
メリット1. ヨガの知識・技能を身につけられる
ヨガインストラクターは生徒にヨガのやり方を教えるわけですから、人並み以上のヨガの知識・技能の獲得が必要なことは言うまでもありません。特に技能の獲得のために実技が必要です。生徒に教えられるレベルになるには、数カ月の実習が必須だと思います。
時間と費用がかかるのは避けられず、研修期間が7〜10日、費用数万円程では不十分です。最低でも200時間のレクチャーが必要なRYT200を取っておくべきでしょう。RYT200の日本人登録者数は1,400人強であり、希少価値があります。
メリット2. ヨガインストラクターとしてのレベルを証明できる
RYTなどの権威性の高い資格があれば、ヨガインストラクターとしてのレベルを証明できます。ヨガスタジオのオーディションに応募する際に有利となるでしょう。何万人もいるヨガインストラクターと差をつけるためには、獲得が難しい資格を取るべきです。
生徒から見ても、ちゃんとした資格をもつインストラクターは信頼を得ることができます。資格を持っていない場合は、元プロのアスリートであるなど、何か補える要素が必要でしょう。
メリット3. ヨガインストラクターとしてのプライドを持てる
どのような職種でもプロとしてのプライドは必要です。相当な時間と労力をかけて獲得した資格は価値が高く、ヨガインストラクターとして自信を持ってヨガのレッスンができます。
自分の励みになりますし、適切なプライドを持った人は周囲の人も憧れます。そのためリピーターとなる生徒も増えることでしょう。
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ヨガインストラクターの資格・RYT200の取得例
ここからは、RYT200の取得方法を解説します。
- 沖縄ヨガインストラクター合宿
- 通学型スクール
- オンラインスクール
1. 沖縄ヨガインストラクター合宿
沖縄で合宿して、現役の人気講師からレッスンを受けるカリキュラムです。リゾートホテルに10日間ほど泊まり、1日中レッスンを受けます。以下レッスンの概要です。
沖縄ヨガインストラクター養成合宿
合宿の事前に課題を与えられます。課題の内容は指定のドキュメンタリーを見る、本を読む、いくつかレッスンを受けるなどです。合宿は10日間ほどで、5時から23時までのカリキュラムが組まれ、合計180時間でRYT200の条件を満たしたことになります。
費用は30万円前後で、無料のフォローアップ講座・メール相談、有料のオーディション対策があります。
2. 通学型スクール
ヨガインストラクター養成スクールに通学するやり方です。通常は講師と対面でヨガを学びますが、駅近くのスクールに集まってオンラインで学ぶところもあります。
たとえば「スタジオ・ヨギー」の関連スクールなどがそれに該当します。開講コースが年間に100本以上あり、ヨガの知識・指導法・コミュニケーションスキル・セルフプロデュース・ストレスマネジメント・機能解剖・ビジネスなどについて学びます。200時間のレッスンの後にRYT200を取るシステムです。
十分に時間をかけてレッスンできるため、お勧めできる資格取得の方法と言えます。受講料は約40万円です。さらに上級コースとして、RYT500を取れる講座もあります。
3. オンラインスクール
自宅でオンラインでヨガを学び、RYTを取るコースもあります。通学型スクールよりは低料金で、132,200円という事例もありました。実技のライブ講座、座学の録画講座などを用いて、視覚的に分かりやすく教えてくれます。また浮かんだ疑問はその場で解決できるのもメリットです。
スクール修了時にRYTの実技試験、筆記試験を受け、ほぼ100%合格できます。
ヨガインストラクターの資格を取った後は…?
ヨガインストラクターの資格を取るメリット、種類はこれまで御伝えした通りです。しかし、重要なのはその後です。
資格を取れば「ヨガインストラクターになれる」と考えている方も少なくありませんが、実際はそれほど甘い世界ではありません。ヨガインストラクターとして活動していく場合、大きく分けて2通りのパターンが考えられるでしょう。
1つ目はヨガスタジオの正職員として就職あるいは業務委託契約を結ぶなどして活動するパターンです。ただ、就職にしても業務委託にしても、それほど簡単に仕事を得られないという現状があります。
なぜ厳しいのかということについて、一言で答えるならば「ヨガインストラクターが供給過多の状態にある(資格を持っている人が多数)」からです。詳細はこちらの記事を参照してください。
関連記事:ヨガインストラクター は儲からない?理由と解決策をご紹介!
関連記事:ヨガインストラクターは仕事がない?理由と対策を解説
他方、2つ目の選択肢としては、ヨガインストラクターとして独立・起業するという選択です。この場合、どれくらいの収益を見越すのかによって働き方は大きく異なるでしょう。
「副収入程度」に考える場合もあれば、「ヨガインストラクターとして食べていくつもり」で独立・起業するケースもあるからです。ただ、どちらの場合も、やはりヨガインストラクターとして収益を上げるためには自分で集客せねばならず、マーケティングに関する知識が必須です。
他にも幾つか、抑えておくべきポイントというものが存在しますので、詳しく内容や手順を知りたいという方は、こちらの記事も必ずチェックしておいてください。
関連記事:ヨガインストラクターとして独立!オンラインスクールを開設しよう
また、独立を目指しているけれど、資格取得後のヴィジョンが明確にイメージできてないという方は、個別具体の状況にあわせた専門家のアドバイスが必要かもしれません。当サイトでは、独立・起業を目指す方に向け、無料カウンセリングも実施しておりますので、ご心配な方はお声がけください。
問い合わせ:無料カウンセリングに予約する
ヨガインストラクターにおすすめの資格に関するQ&A
Q1. ヨガインストラクターの年収はどのくらい?
平均年収は443万円、月給は313,799円、日給は19,421円です。このデータはindeedに匿名で提供された給与額およびindeedに掲載された求人から収集した給与額から計算したもの。
ほぼ正社員の平均給与額とみなしてよいでしょう。なかにはホットヨガスタジオLAVAのように月給26.5〜60万円と高給なケースもみられます。
関連記事:ヨガインストラクター は儲からない?理由と解決策をご紹介!
Q2. ヨガインストラクターの現状は?
現状では以下の点が問題になることがあります。
- 仕事がない
- 儲からない
- 体力的にきつい
- 周りとの差別化が難しい
- 見栄えや容姿がよいほうが有利なことがある
詳しく知りたい方は以下のリンクページをご覧ください。
関連記事:ヨガインストラクターの現実をご紹介!悩みを解決する方法も解説
Q3. ヨガインストラクター はモデル出身者が多い?
ヨガは美容・ダイエット・スタイル維持に効果があり、多くの女性モデルが取り入れています。そのためモデル出身のヨガインストラクターが何人もいるのが特徴です。たとえば野沢和香・宮澤成良・池田莉子・広瀬未花などが知られています。スタイルがよく人気がある人が多いようです。
Q4. ヨガインストラクターに人気の本は?
以下のようなヨガ関連の本が人気があります。
- 【八支則】New Me わたしだけの新しい人生の見つけ方
- 【ヨガ哲学】ヤマ・ニヤマ ヒマラヤ聖者が説くスーパーマインドになる10の教え
- 【アーサナ・ポーズ集】.ヨガのポーズの意味と理論がわかる本 ~ヨガの古典とインド哲学に学ぶチャクラ理論とアーユルヴェーダ
- 【解剖学】.図解YOGAアナトミー:アーサナ編 – 医師が解説するヨガの機能解剖
- 【瞑想】ヨガ呼吸・瞑想百科―200の写真で見るプラーナーヤーマの極意
Q5. ヨガインストラクターに向いてる人は?
以下のような人に向いています。
- ヨガが好きな人
- 人前に出るのが好きな人
- 勉強熱心な人
- やりがいを重視する人
- 負けず嫌いな人
RYTなど5つのヨガインストラクター資格を紹介しました。この中でも希少価値のあるRYTを取得するとよいでしょう。資格を取ることにより、ヨガの知識・スキルが身につき、ヨガインストラクターとしてのレベルを証明できます。RYTを取るためには、通学型スクールあるいはオンラインスクールがおすすめです。
本編はこれで以上となります。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
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