ヨガインストラクターの現実をご紹介!悩みを解決する方法も解説
Sep 17, 2023
「ヨガインストラクターに興味がある」
「ヨガインストラクターを始めたが稼げていない」
このように、ヨガインストラクターに憧れてその道に入ったは良いものの、なかなか思い通りにいかず、悩んでいる人は少なくありません。
この記事では、ヨガインストラクターの現実的な悩みはどのようなものか、悩みをどうやって解決したらよいのか、ヨガインストラクターに向いているのはどんな人かを解説します。これを読んで、ヨガインストラクターとしての悩みを解決してくだされば幸いです。
ヨガインストラクターとしての現実的な働き方
最初にヨガインストラクターはどのような働き方をしているのかを解説します。
case1. ヨガスクール・スタジオ
ヨガスクール・スタジオに雇われているヨガインストラクターが一番多く見られます。
昨今のヨガブームで、全国各地に多くのヨガスクール・スタジオが開設されており、全国のヨガ&ピラティスの教室・スタジオ検索サイトYOGA ROOMに掲載されている教室数は7,590教室程あります。
ヨガインストラクターは、ヨガスクール・スタジオの正社員として雇われて週に5〜6日働くか、業務委託の形で雇われて週に数本のレッスンを担当します。
case2. スポーツジム・フィットネスクラブ
スポーツジム・フィットネスクラブでは、他の種類のインストラクターと並行してヨガインストラクターを募集しています。
このケースでも正社員・外部インストラクターの2種類の勤務形態です。ジムによっては特有のマニュアルがあり、それに従ってレッスンします。正社員の場合は毎日数本のレッスンを担当し、空いた時間は事務を兼業することもあるようです。外部インストラクターは業務委託の形で契約し、週に数本のレッスンを担当します。
case3. ヨガ教室
ヨガスクールやスポーツジムばかりでなく、カルチャーセンターや公民館でヨガ教室が開催されることがあります。ヨガはいろいろな年代の人が健康増進、ストレス解消のため活用する人気のある教室です。
ヨガスクール・ジムと比べると、比較的年配の参加者が多くみられます。カルチャーセンター・公民館のヨガ教室はレッスンの数は限られているため、基本的にフリーランスのヨガインストラクターが対象です。
case4. 自主開催
以上の3ケースは雇われてヨガインストラクターをする形態です。それ以外に自分の家かレッスン場を借りて、自分でヨガレッスンを開催している人も見られます。
ヨガインストラクターとして独立開業しているケースですね。この場合は、自己資金で開業し、自分で集客し、レッスンします。また自分でスタジオを開設して、インストラクターを雇っているケースもあるようです。
関連記事:ヨガインストラクターとして独立!オンラインスクールを開設しよう
ヨガインストラクターの現実的な悩み
ヨガインストラクターには、仕事がない、集客が難しい、儲からない、周りとの差別化が難しい、体力がもたない、見栄えや容姿がよいほうが有利なことがあるといった悩みが見られるようです。
それぞれ詳細を見ていきましょう。
悩み1. 仕事がない
昨今のヨガブームにより、コロナ禍以前からヨガインストラクターは飽和状態にあります。「日本のヨガマーケット調査2017」によると、日本のヨガ人口は約590万人、今後2〜3年以内にヨガをしてみたい人は約880万人とされていました。
全国のヨガ&ピラティスの教室・スタジオ検索サイトYOGA ROOMに掲載されているのは7,590教室程。大小さまざまな教室がありますが、平均3人の雇用があると仮定すると、ヨガインストラクターの需要は約22,770人ということになります。
これに対して、ネットで検索すると「ヨガインストラクターの養成講座」の関連記事は581,000件程。また、ヨガインストラクターの資格は比較的楽に取得できるのが特徴です。そのため1年間に何万人ものヨガインストラクターが養成されています。
つまり、ヨガインストラクターは供給が過剰な状態にあるということが言えます。大手ヨガスタジオで2人の募集枠に対して約100人が応募したという例もあるくらいです。そしてヨガスタジオは経験が豊富なインストラクターを優先するため、新人には仕事がなかなか回ってこないのが現実というわけですね。
関連記事:ヨガインストラクターは仕事がない?理由と対策を解説
悩み2. 集客が難しい
ヨガスタジオなどでインストラクターをしている際には、基本的にはスタジオが集客してくれます。しかしインストラクターの人気によって生徒の数は上下するのは当然です。ある意味では雇われのヨガインストラクターといえども、自分で集客しなければなりません。
また、フリーランスになると自分で集客が必要ですが、ヨガができることと集客は別物です。新たな生徒さんを獲得するのは難しい上に、なかなかリピーターとして定着してくれません。
悩み3. 儲からない(年収が少ない)
平均的なヨガレッスンの収入は、1レッスン5,000円くらいです。体力的にきついこともあり、1日に2~3レッスンくらいしかできません。しかも週5日フルタイムで仕事がある人は少なく、安定した収入を得られないのが現実です。
新人の場合は給料から教材費・研修費が天引きされることもあります。また個人事業ならレッスン場の確保、光熱費などの経費の支払いが必要です。求人統計によると、ヨガインストラクターの平均年収は320万円程で、平均月収は20〜26万円。この額を多いとみるか少ないとみるかは個人の考えにより異なりますが、年々給料が増えるとは考えにくいのが現状です。
関連記事:ヨガインストラクター は儲からない?理由と解決策をご紹介!
悩み4. 周りとの差別化が難しい
ヨガインストラクターは特別な資格がなくても仕事ができます。しかし生徒からすれば、「資格をもった先生のほうがよい」と考えるのは当然でしょう。また特徴をもった先生に人気が集まります。
メディアで報道されたり、SNSで人気があったりする先生にレッスンを受けたいと思うのは世の常です。稼ぐためには周りと差をつけることが必要ですが、多くの人はどうやって差別化するかで悩みます。
悩み5. 体力がもたない
ヨガインストラクターは、毎日10〜21時の間に3本ずつレッスンすることもあります。体力的にきつく、年齢とともに体力が持たなくなり、頭痛、肩こり、胃痛などをおこしやすいのがデメリットです。ケアをちゃんとしていないとケガにつながりますし、病気になると続けられません。
関連記事:ヨガインストラクターはしんどい?理由と対策も解説!
悩み6. 見栄えや容姿がよいほうが有利なことがある
ヨガインストラクターは、アスリート、ダンサー、モデルからの転身組や兼業者も多い職種です。容貌、スタイルがよい人に人気が集まりやすく、その人たちと自分を比較して、コンプレックスを感じてストレスがたまることがあります。
また見栄えや容姿がよい人も、年月がたつと衰えてきて、生徒から見捨てられるのではないかと悩むことがあるそうです。
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ヨガインストラクターの現実的な悩みを解決する方法
一番の悩みは「仕事がない」ということですが、これを解決する方法をご紹介します。
解決策1. RYT200の所得
ライバルと差をつけるために、希少価値のある資格を取るとよいでしょう。おすすめの資格として、世界的に最も有名な全米ヨガアライアンスの「RYT200」があります。200時間のカリキュラムを学び、そのうち180時間は直接講師から指導を受けるシステムです。これを所得するとヨガインストラクターとしての信用度が高くなるでしょう。費用は20~60万円かかりますが、オンラインスクールだと多少安くなることがあります。
さらに上級資格としてRYT300、RYT500があり、これらも所得するのが最善です。
解決策2. その他の資格も取る
その他の専門分野に特化した資格を取ることで、周りとの差別化を図るのもよい方法です。妊婦さんに合わせた「マタニティーヨガ」、年配の方向けの「シニアヨガ」などがあります。
興味がある方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
関連記事:ヨガインストラクターにおすすめの資格5選!取得方法も一挙ご紹介
解決策3. 根気強く席を探す
資格を取った後は、根気強く勤め先を探す必要があります。スタジオの大小に関係なく、多数の求人に応募しましょう。求人サイトを利用するとよいのですが、転職サイトもチェックしてください。また自分の受けた養成スクールの講師に紹介を頼んだり、養成スクールで知り合った人に相談すると役立つことがあります。なかなか見つからなくても、あきらめずに頑張ってください。
解決策4. SNSなどで集客する
スタジオの正社員あるいはフリーランスでインストラクターをする際に、生徒数を増やすために、Instagram、Twitter、Facebookなどを利用するとよいでしょう。ヨガのタグで開かれているSNSに投稿して、自分のレッスンをアピールしてください。ホームページがあれば、SNSの投稿からリンクすると効果が出ます。チラシをなじみのお店に置かせてもらうのもよい宣伝方法です。
解決策5. オンラインヨガ・パークヨガを開設
スタジオでレッスンする以外に、「オンラインスクール」を開くのも一つの手段です。コロナ禍の影響からオンラインでコミュニケーションを取ったり、仕事したりするのは当たり前になりました。動画やZoomを活用すれば、オンラインでヨガスクールも開設できます。興味がある方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:オンラインスクールの作り方・始め方!構築から運営方法まで徹底解説!
また公園で「パークヨガ」を開くこともできます。ただし管理施設に許可がいるかどうか確認してくださいね。
解決策6. 会社員として働きながら副業でヨガインストラクターをする
ヨガレッスンの仕事があまりない場合は、本業の会社に勤めながら、副業としてヨガインストラクターの経験を積むとよいでしょう。あるいは会社には勤めず、他の副業と兼業して働く人も多く見られます。たとえばセラピスト、ダンサーなどと兼業している人です。十分に経験を積んだ後にヨガインストラクターとして独り立ちしてください。
関連記事:働きながらヨガインストラクターの資格を取るためには?手順や資格の種類・成功の秘訣を徹底解説
ヨガインストラクターが現実に求められるもの
ヨガインストラクターになるのは大変なことをお伝えしました。つぎにヨガインストラクターになるために必要な条件を解説します。
1. しっかりとしたビジョン
まず自分はどのようなヨガインストラクターになりたいかを考えてください。どういった働き方をしたいかを明確にするのです。例えば時間がかかってもよいからスタジオの正社員になりたいのか、副業でよいから長期間続けたいのかなど、しっかりとしたビジョンを立てましょう。目標があると悩みを解決しやすくなります。成功と失敗をくり返しながら前に進むことが大切です。
2. 自己管理能力
ヨガインストラクターになれたとしても、長く続けるのは難しい仕事です。体力的にきついので、体調管理を万全にしなければなりません。またヨガの能力を高めるために研修を続けていくことが必要です。さらには自主的に動いていかないと給料もあがりません。自分を管理し、能力を維持し、さらに高めていくことが求められます。
3. マーケティングの勉強
フリーランスのヨガインストラクターになると、自分で集客したり、収支管理をしたりしなければなりません。そのためには経営・マーケティングの知識が必要です。ヨガ以外のスキルが不足していると事業に失敗してしまい、ヨガも続けられなくなります。ウェブサイトやSNSなどで勉強していきましょう。
現実的にヨガインストラクターに向いている人の特徴
こんどはヨガインストラクターになるには、どのような人が向いているのかを解説します。
特徴1. ヨガが好きな人
これが大前提になることは誰もが同意するでしょう。ヨガが好きならば、つらいことがあっても頑張れます。なかなかスタジオの正職員になれなくても、なんどもオーディションを受け続けられるはずです。もしヨガが好きでないのなら、無理に険しい道を歩まずに早めに辞めてください。
特徴2. 人前に出るのが好きな人
ヨガインストラクターは人前で行う仕事です。人前でも平気でしゃべったり、動いたりできる人が向いています。コミュニケーションも大切な仕事のスキルです。人と話すのが大好きなほうがよいでしょう。もし人前にでるのが苦手ならば、ヨガインストラクターには向いていないと思います。
特徴3. 勉強熱心な人
ヨガインストラクターは、日々の練習やスキルアップが必要です。レベルの高いレッスンを提供できるように頑張って勉強しなくてはなりません。休みの日にも率先して勉強するくらいでちょうどよいでしょう。「休みの日にもヨガの勉強があるからつらい」という人は、長く続けられないと思います。
特徴4. やりがいを重視する人
ヨガインストラクターは、すぐに収入を得られるわけではありません。お金よりもやりがいを重視できる人でないと続かないでしょう。ヨガが大好きなので、最初は稼げなくても頑張るという人に向いています。努力を続けていれば、そのうちに必ず日の目を見られます。
特徴5. 負けず嫌いな人
ヨガインストラクターのオーディションを勝ち抜くためには、負けず嫌いな人に向いています。インストラクターになってからも、「生徒さんの全ての質問に答えられるように毎日勉強している」という人は、長く続けられるでしょう。頑張っている姿は相手にも伝わるもの。成り行きに任せるだけでは生徒も離れていってしまいます。
ヨガインストラクターの現実に関連したQ&A
最後に、よく見られるQ&Aをご紹介します。
Q1. ヨガインストラクター をやめた理由は何が多い?
体力がもたないとか、ヨガのイメージと自分とのギャップを感じるなどの理由も見られますが、一番多い理由は「稼げないこと」です。 もっと詳しく知りたい方は以下のリンクページをご覧ください。
関連記事:ヨガインストラクターを辞めたいと思うのはどんなとき?対策も解説!
Q2.ヨガインストラクターはスタイルが悪い人でもなれる?
パワーヨガなどの運動量の多いヨガは、引き締まった体形のインストラクターが多く見られます。それに対し、陰ヨガなどの運動量の少ないヨガのインストラクターは、体形に個人差があるようです。
スタイルが悪いとヨガインストラクターになれないわけではありません。ただし、体形に自信がない場合は、ダイエット目的のヨガレッスンを担当することは難しいと言えるでしょう。受講する生徒にレッスンの興味を持ってもらいにくくなるからです。
Q3.ヨガインストラクターに集客ノルマはあるの?
スタジオによっては集客ノルマが設定されているところもあります。クラスの最低人数が設定されていて、それを満たさない場合は開催できないこともあるようです。いずれにしても生徒数が少ないと、契約更新が難しくなるでしょう。
ヨガインストラクターは、スタジオの正職員として勤務している人が多いものですが、正職員を希望する人の数も多く、なかなか採用されません。最初から希望するポストにつけないため、悩んでいる人が多く見られます。また業務委託でレッスンを担当している人は、仕事が少なく、あまり稼げないのが現実です。
ヨガインストラクターの仕事を得るためには、RYT200の資格を取り、根気強く正社員のオーディションを受け続けましょう。採用されてからも自己管理しながら、ヨガやマーケティングの勉強を続けることが必要です。大好きなヨガに関わる仕事をするために頑張ってくださいね。
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